40代からの自立

子供が大きくなり、自分の時間が取れた人に向けて発信するつもりです。

【本紹介】テミスの剣

本の紹介です。


「テミスの剣」中山 七里(著)(なかやま しちり)

 

【こんな人にお勧めです】

 ・正義とは何か?を考えている人

 ・冤罪の話に興味がある人

 ・中山七里先生らしい作品を読みたい人

 

以下、ネタバレはしません。


社会派ミステリーです。冤罪のお話ですが、正義って何?って考えさせられます。

人生経験豊富になればなるほど、それは正論なんだけど、と思うことが多いです。

そして、正論を貫いても誰も得しない、ということもよくある話です。

 

この小説にこんな一文がありました。

「正論はいつの世も愚鈍で、生真面目で、幼稚な真理だ。だからこそ子供にでも理解できる。どんな浅学の人間にでも通用する。」

※愚鈍:知能や理解力、判断力が低く、頭の回転や行動がのろまな様子を指す

 

正論は誰にでも理解できるよってことです。まさにそれ。

でも、この世の中正論だけでは渡れません。

この正論に取り巻く複雑な物事がややこしくしているのです。

それを知っている大人はどこかの妥協点を見つけるのです。

 

職場にも正論ばかり言う人がいます。それが出来れば素晴らしいことなんですが、何十年経過しても変わらないのは複雑な事象があるからです。

新しいことを取り入れる時、会社全体を巻き込んでの改革、という時にその正論を言えばよいのであって、日常で正論を言っても「はいはい」としか思えません。

 

ということで、残念ながら、私はこの小説の主人公には共感できませんでした。

 

でもね、小説自体は面白いです。是非、読んでみてください。

 

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